拝啓　時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
　さて、皆様のご協力及びご支援のお陰を持ちまして、日本HL7協会は順調に活動を続けております。平成18年度も、HL7標準の普及/教育と国内での利用促進に重点を置き活動致しました。HL7セミナー/講演会は会員/非会員向けに７月と11月に公開セミナーとして開催致しました。テーマとしてはHL7入門、HL7最新動向から実装、CDISCとの関わり等と幅広く取り上げました。また、有志を募り前年度から持ち越したHL7 V3 の和訳に挑戦致しましたが、翻訳完了部分については、近々ホームページで会員向けに公開します。 そして、HL7運営専門委員会などJAHISの各委員会の活動と連携を図りながら、HL7協会技術専門家によりHL7 V2.6及び V3のリリーズに対応して実装に関わる技術的な検討を進めました。 一方、昨年度設立したCDA作業グループは、電子カルテの標準化の一環として、地域連携の核となる紹介状およびそれに添付されるべき情報等、医療機関において出力される診療情報で求められる標準規格を、国際標準であるHL7 CDA Relese2を基本とし、日本特有の部分を考慮した日本版規格を作成するべく検討を続けました。そして、海外で開催された三回の定例会議およびケルンで開催された第８回HL7協会国際支部会議には延べ18名の代表者を送りました。例年通り11月には日本HL7協会会誌「HL7 news」第7号を発行致しました。また、モダンホスピタルショー、医療情報学連合大会、HL7セミナーなどの機会にHL7の宣伝・広報活動を行いました。平成18年度の新規入会は18会員（法人13、個人5）で脱会は33会員（法人12、個人21（資格喪失会員を含む））で、日本HL7協会の会員数は251会員(法人121、個人130)になりました。

　ここで次年度を迎えるに当たり皆様のご出席の下に、下記の通り平成19年度日本HL7協会総会を開催いたしますので、万障お繰り合わせの上、ご出席いただきたくお願い申しあげます。また、同日には、HL7セミナーおよび懇親会（参加費無料）も予定しております。 お時間の余裕のある方は是非、セミナー/懇親会にもご参加下さい。

記

　　　　通常総会終了後、個人会員年会費の納入を同会場で受付ます。